• 要点だけサクッと書いておく。

炎上しないように気をつけること

ブログ編

1.読んでいる人が不快になるような言葉・表現をブログ上で使わない
  • 公式ブログなどでは特に必須。
    • そもそも、「他人に読まれること」が前提のブログで、
      「◯◯はクソ」「××は氏ね」というような汚い言葉を使うこと自体が悪手。
      「文末にw」をつけるかはブログの雰囲気による。
    • どちらかと言えば「良かったこと」「楽しかったこと」を書くほうが、――リアクションは少ないにしても――記事としてポジティブイメージを与えられる。
2.不満を吐き出したいのなら、ネットではなく現実世界で吐こう
  • mixiやTwitterなどのSNSで書くと、誰かが裏切った時点で全てがバレてしまう。
    ログの残らない場所で話をすると、かなりスッキリするのでオススメ。
3.イメージが大切な公式ブログなどでは、記事を投稿する前に誰かにチェックをしてもらう
  • 自分では気づかない問題を発見してもらうため。
    個人ブログでも投稿後に見直すことは重要。
4.「その文章を書いた人は誰なのか」を明確にしておく
  • 執筆者が分からない場合、
    悪意ある閲覧者たちは過去エントリを精査して執筆者を確定させようとする。
    その過程で過去の問題発言/行動などが見つかり、さらに炎上する可能性が高くなる。

Twitter編

1.なるべく「文脈を読まれることを前提とした発言」はしない
  • 複数のTweetによって完成する文章などは「とある一点」を抜き出すことで、
    容易に「常識的ではない意見」として仕立て上げられる。
  • 「プライベートな内容だからこそ、問題のある行動/文章」というのはかなり多い。

炎上した場合に取るべき行動

ブログ編

1.謝罪エントリ作成および該当部分を編集してマイルドな表現への書き換え。
  • 即座に炎上記事を全削除するのは自殺行為。ブログ閉鎖も同じ。
    「不適切な表現があった。既に編集を行った。関係者および見た人に不快感を与えた。申し訳ありませんでした。」という主旨の謝罪エントリを書くのが正解。
    • 炎上記事は削除するより、プライベートや非表示にするのも手。
      ただし、隠蔽行動と思われて大炎上する可能性も増加する。ハイリスクである。
  • 記事の編集または削除を行った場合、該当部分を編集したことはきちんと認めておく。
    「何もなかったよ?」という風にごまかそうとする対応は一番ハイリスク。

Twitter編

1.謝罪する
  • 基本。
    人間なんだから、間違ったら、まずは自分の非を認め、ごめんなさいしましょう。

  • ここで否定すると、過去の発言や行動なども個人特定されるレベルで精査されてしまいます。
    まずは一度、「炎上したことを受け止めようとする姿勢」を表明するのが重要です。
  • ぶっちゃけると、「謝る、謝罪対応が早ければ早いほど事態は炎上しない」のです。
    発言を消してごまかそうとしたり、「それが何か?」と言わんばかりに態度を硬化させると、炎上規模は非常に大きくなります。
2.Twitterを見る頻度を大幅に下げる
  • もっとも効果的な方法。
    • 「『少しTwitterから離れます』と書いてから実際に離れる」
      「ご指摘を受け、少し反省の期間に入ります」
      など釈明をしてから離れること。
      実際、見ないという対応をしておくと追加燃料が入らず、事態が沈静化することも。
    • アカウントの削除は厳禁。その後のすべての行動に悪評判/マイナスイメージが付くため、誰からも信用されなくなってしまう。
3.アカウントをクローズ状態にする
  • 不特定多数から閲覧可能な状態をやめ、つぶやきがフォロワー同士でのみ見られるようにする。
    • ただし、クローズ状態で「炎上マジ困るわー」「うぜえww」的な、
      「批判した人を煽るようなつぶやき」「『自身に咎がない・責任はない』と取れる発言」は絶対しないこと。
      フォロワーに一人でも悪意があれば、つまり、裏切り者がいれば大炎上する可能性に繋がる。
    • 「別アカウントを作ってそちらに書く」なども同じ。言い訳をしないことが、もっとも強力な弁明になる。
  • ただし、謝罪コメントを書いてすぐにクローズ状態にすると、「形だけ謝罪して、あとは逃げまわるつもり」と思われて、ヘイトを溜めやすい。
    アカウントをクローズにしたい場合、謝罪してある程度期間を置き、騒動がある程度沈静化してからにしよう。

炎上した場合に取ってはいけない行動

ブログ編

1.不特定多数の言動を参考にして対応を決める
  • 2chやmixiなどの「評判」「意見」を参考にするのはOK。
    • しかし「中の人見てるんじゃねwwwww」という形で見透かされ、
      逆に状況が悪化するケースも。
2.コメント欄での反論
  • 中の人がコメント欄にて反論するのは最悪。
    「リアルタイムで反応がある」と判断したビューアーが、
    タイムセールの如く突っ込んでくる。
    • 降臨するヒマがあるのなら謝罪エントリをコピペせずに書くこと。
      「手書き文書をアップロード」という手法は意外と効果的かもしれない。
3.複数回謝罪する
  • 謝罪エントリを書いた後は一切その問題について触れないこと。
    一度自発的に謝ったらそれ以上は謝るべきではない。
    当事者がその問題について触れるたびに後ろ向きになれば、
    炎上させる行為はより面白くなる。
4.コメント欄はオープン、もしくは認証制に切り替える
  • 有効に見えて実は諸刃の剣な選択肢。
    一時的な対策ではあるが、
    復活させるタイミングやその後の対応が難しくなる。
    • 現在は「はてなブックマーク」や「ニュースサイト」があるため、
      コメント欄をクローズすることでニュースとしての話題性がさらに高まる。
    • 本来、コメント欄は「ビューアーが感想・意見をコメントする場所」でしかない。
      しかし炎上中は
      「大量の一見さんが煽りや不満を凄まじい勢いで書き殴るチラシの裏」
      となり、その勢いにビビって封鎖したくなる。
      が、そこが「一見さんのガス抜き・クッションポイントである」ため、
      封鎖すると炎上はより拡大する。

Twitter編

1.炎上原因となったTweetの削除
  • 「都合が悪いから消しやがったwww」ということで炎上の加速燃料となる。
  • たいていの場合、炎上原因となったTweetは、
    「スクリーンショットで保存」「非公式RTで記録」「WebArchiveに保存」「Togetterにまとめられ済み」
    などの方法で保存されている。
    消すだけ無駄、手損。
  • その他、Web関係の記録を消そうとする素振りも非常に危険。
    • あとあとで説明を求められたり、アーカイブから引っ張りだされるなどして延焼がより広まる。
  • どうしても削除したい場合、「お詫びツイート」「謝罪コメント」とワンセットで削除すること。
2.開き直り、自己弁護のために批判者に反論する趣旨のTweet
  • 「私の意見は私固有のものであって、他人にどうこう言われたくない!」
    「民意がー 国民の知識レベルの低さがー」

    全部NGです。

    火に油どころか、ガソリンと燃焼剤ぶちまけるようなもんです。
  • 反論しても「反論しようとする行為」自体が複数の相手を焚き付けてしまい、過去の行動や発言をチェックされてしまいます。
    こうなると、さらなる炎上材料が見つかったり、問題のない繋がりでも邪推からさらなるヘイトを稼ぐこともあります。
3.アカウントの削除
  • 最大の悪手。
    • 追求する側からすれば、
      「都合が悪くなって逃げたwwwww」という結果に確定してしまう。
    • 最悪の場合、消す前に残っていた情報(交友記録)などから、
      「リアルバレ」「日常への介入」まで追い詰められるケースも。
4.身内、取り巻きからの擁護
  • 意外な燃焼材料です。
    周囲からの擁護発言は「あ、こいつ関係者だな」と目をつけられるだけです。
    リアル知り合いにはネットで擁護発言をしないように声をかけましょう。
    • といっても、ネットの取り巻きが「擁護発言から追加炎上材料になる情報を漏らしてしまう」ということもあります。
      その場合、さっさとその人を切るのがいいでしょう。緊急事態で迂闊な行動をする人は禍根を残し、将来への毒を埋め込んでいきます。

まとめ

ブログ

  • 【記事を削除して『なかったこと』にしようとしない】
  • 【謝罪エントリは速やかに書く。ただし、批判者への反論は絶対にしないこと。】
  • 【コメント欄を封鎖する時はかなり気をつけて行う】

Twitter

  • 【垢消ししない。別垢を作らない】
  • 【炎上ツイートを消すときは謝罪とワンセットで】
  • 【フォローしていない人からのリプライには対応しない】
  • 【三回ほど丁寧に謝ったらそれ以上は謝らない】
  • 【粘着相手にはブロックで対応】
  • 【Twitterを見る頻度を大幅に下げる】
  • 【プロフのリンクは即修正】
  • 【ウソは絶対に見抜かれる。早めに引き下がって軽傷に抑えるのが正解】


とりあえずこんなものだろうか。また気が付いたら書き足していく予定。

炎上実例「オリンピックエムブレム炎上事件」


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