手頃なものを一つ。
ランチェスター思考-競争戦略の基礎-
ランチェスター思考 競争戦略の基礎
著者:福田秀人
販売元:東洋経済新報社
(2008-11-28)
販売元:Amazon.co.jp
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解説
- 平易な文章で「競争」に勝つための思考を紹介した一冊。
- 「勝つ」という行為に関しては、国も個人も同じ方向を向いている。
ただ、規模が違うだけなのだ。 - 「ランチェスター戦略」とはどういった思考なのかを説明しているのは前半部分。
後半はケース紹介に終始するため、理解を深めるために読むのがいいだろう。
- 「勝つ」という行為に関しては、国も個人も同じ方向を向いている。
- ある程度規模が大きい図書館であれば、たいていは入っているだろう。
内容
勝算がなければ撤退する
- 勝てる見込みのない勝負からは、潔く撤退する。
- 「無理に損害を出さない」というのは、
「次の機会に投資できるリソースを確保する」という意味で、リターンアップに繋がる。 - 「無理をすれば勝てる」という場合、「無理した勝利で得られる価値が大きい」が必要となる。
- 「無理に損害を出さない」というのは、
大きな目的がある場合、まず段階的な目標を立てる
- どんなに目的が壮大、崇高であっても、結果が伴わなければ評価・価値は発生しない。
- 段階的な目標を立てることで、目的への進捗状況を明確に表すことができる。
勝てる相手に勝て
- 精神論・根性論で、戦力差が著しい状況を覆すことは出来ない。
言い換えれば、戦力差が少ないならば、勢いでひっくり返すことは出来る。 - 今は勝てなくても、将来的に勝つための布石を置くことは出来る。
目先の勝ちに囚われることなかれ。
損害を減らすことは継続力に繋がる
- 損害が少なければ、つまり、ダメージが少なければその分生き残りやすい。
どんなに攻撃力があったとしても、体力がなければ攻撃を当てることは出来ない。